JOURNALお伝えしたいブランドのはなし
理念浸透は、会社と個人を結ぶつよい絆。
GIFT*カケル#3 ベルグループさま
GIFTにとってブランディングは、お客さまとともに創り上げる“かけざん”のようなもの。そんな、お客さまとの幸せなかけざんを振り返るGIFT カケル。#3は理念浸透の先頭に立ち、社員と企業をつなぐリーダーの集団をつくる「旗振りプロジェクト」をご依頼いただいたベルグループさま。プロジェクトメンバー5名に、今までの振り返りと今後についてお話を伺いました。
先が見えない中で、迷いながらも直進してきた。
GIFT中野:ベルグループさまは、一昨年経営理念を刷新され、今後さらに成長し続ける企業となるため、GIFTは管理職である皆さんと約1年間「旗振りプロジェクト」に取り組んできました。このプロジェクトでは経営理念を自分ごととして捉え、社員に届けていくために、まずは皆さんの理念の理解から始まりましたが、メンバーに選ばれた時はどのような気持ちでしたか?
今村さま:まず素直に思ったのは強制的な教育プログラムなのか、もしくは私たちに期待を持ってプロジェクトを託してもらっているのか、どっちなんだろうと思いました(笑)結果両方だったと思うんですけど。
添田さま:プロジェクトといっても、何をやるのかなっていうのが率直な意見でした。経営理念が一昨年ガラッと変わったので、その一貫なのかなっていうくらいで。
島邊さま:そうそう。始めゴールが全く見えなかったんですよね。だから尚更、理念浸透っていうイメージがつかなかったんだと思います。
松澤さま:僕は正直忙しい時期だったから、まじかと思った(笑)それと今村さんと同じでどういう理由で選ばれたんだろうと思いましたね。
塩見さま:そうだったんですね。私は最初、野嵜社長からメンバーを聞いたときに、まず安心したというか。あ、この5人でプロジェクトを進めていくなら大丈夫かな、という気持ちが大きかったです。
GIFT中野:メンバー集めに関しては1つだけ答えを知っていることがあって。野嵜社長はこの人たちに託したい。託せる人たちだと期待を込めて選ばれていました。
今村さま:そうだったんですね。
GIFT中野:実際プロジェクトを進めるにつれて、とてもバランスの良い人選だったんだなと感じました。
塩見さま:中野さんは私たちをグループとしての大枠ではなく、個々を見てくれていましたよね。それぞれの性格を知った上で、寄り添って理解してくれているのを感じていました。一人ひとりに対してかける言葉が違うことが印象的で、なんでこんなわかってくれているの!と始めは驚きました(笑)
今村さま:GIFTさんとしての立ち位置がブレないんですよね。近すぎず離れすぎない、いい関係性のところにいてもらった。だからこそ、話していくうちに自分の中で考えがまとまる感覚がありました。
松澤さま:僕は中野さんに逃げがちで。みんなの意見がどうやってもまとまらない時、誰にも嫌な思いをさせず、既定路線に戻してくれた。だからこそまとまってこられたと思っています。
島邊さま:そうそう。立ち止まった時に進路は示してくれるけど答えではなく、このメンバーで考えて自然に進んでいけるように感じました。最終的には私たち自身の力でプロジェクトを達成できたような感覚を持たせてもらいました。
GIFT中野:有難いお言葉です。
部署の垣根を越えて、本音がチームを加速させる。
GIFT中野:プロジェクトを通して、皆さんが変化を感じていることはありますか?
塩見さま:プロジェクトの始め、互いの考えを本音で伝え合うことから始まりましたよね。私は今まで会社のことを深く知ったり考えたりする場がないと感じていたことを、みんなも同じように感じていると知って気持ちが楽になりました。それがあったからこそ、その後も本音で話せたと思っています。
今村さま:建設的な話し合いをする前に、率直に不満を出すのは必要なことでしたね。正しいことだけやりましょうで進んでしまうと、中身がスカスカになる。
島邊さま:私は環境や経験で人の考え方は大きく変わるものだと思うから、みんなの考え方が真逆に感じたこともあったし、個々の違いに改めて気づかせてもらいました。野嵜社長のインタビューから、今までの制度や発言が経営理念に結びついていることも知れたので、今後は私たち管理職から現場社員に向けて、理念を繋ぎ合わせていくことが必要だなと思っています。
塩見さま:私はこのプロジェクトに参加し、今期の目標を「共に育とう」に決めました。そして実現するため、後輩と話す時間をつくって、状況を伝え合い共に育つ場を設けています。このプロジェクトがなかったら、こんなことを考えず自分だけ成長しようとしていたと思います。私自身前向きに考えられるようになったのは、GIFTさんやメンバーのおかげでした。
GIFT中野:プロジェクトのワーク外の時間でも、プロジェクトメンバーと話すことはありましたか?
今村さま:ワークが終わった後に、長い時は1時間くらい話すこともありました(笑)
GIFT中野:そうだったんですね。プロジェクトが進むにつれ、みなさんの発言がどんどん前向きになっていったと感じたのですが、そうやってコミュニケーションをとる時間をつくっていたからなんですね。
添田さま:コミュニケーションへの考え方は、自分の中でとても明確になりました。価値観や考え方の違う人が集まっているのが会社で、その中で経営理念は価値観を統一させる指標。必要性を初めて実感しました。そして浸透させるには、人と人のコミュニケーションが不可欠です。
塩見さま:大切なことですよね。実際何か実行していることはありますか?
添田さま:部署内で話し合う場をつくるようにしています。ただ今後は普段一緒に働いていない人とも話す場をつくれると理想的だとも思います。
塩見さま:私もそう思います。別部署をミックスして話すことで、より業務のモチベーションが上がると思うんですよね。
今村さま:プロジェクトメンバーとじっくり話し合うことで、いろんな人の視点を借りて経営理念や会社の現在地を知ることができたと感じています。自分だけだった視点から、視界が開けた感覚。自分にできることもまだまだあると知れる良い機会でした。
松澤さま:プロジェクトの参加前は、経営理念って会社が決めて浸透させるものだという認識でいました。でも今回野嵜社長のインタビューを聞いて、考え方が大きく変わったんです。新しい経営理念がつくられた経緯や、どんな想いをのせているかを知って、すごく腹に落ちた感覚でした。
GIFT中野:プロジェクトのキックオフ時に、皆さんが理念浸透の先頭に立ち、社員と企業の想いを繋ぐ存在になるためのプロジェクトにしていきましょうという話をしました。企業の考えを現場視点に翻訳する力、理解共感の得られる行動と巻き込み力、そして指針をもとに推進する力。この3つの力をつけたことと、皆さんのコミュニケーションのおかげで目標が達成できたと思っています。皆さんが本音で話し合ったと聞いた時に、一緒にやっているメンバーを信じることが一番大事なことだと改めて学ばせていただきました。
本当の始まりは、ここから。
GIFT中野:プロジェクトに区切りがつき、これから浸透させていく立場になって、気持ちはどうでしょうか?
松澤さま:自分たちがそうだったように、今度は自分たちが中心になって、理解と浸透を進めていきたいと思う中で、今まず意識しているのは、「ありがとう」をちゃんと伝えること。チームで一緒にやっている空気を少ずつ社内に広げていきたいんです。一歩目として、チームで仕事をしている雰囲気づくりを目標にして活動しています。
塩見さま:当たり前のことって忘れちゃいますよね。ありがとうとか挨拶って一番大事なことだと思います。私もグループを飛び越えて、会社の課題だったコミュニケーションを、今後より意識してとっていきたいなと思っています。
島邊さま:私は後輩に何か伝えるときも、経営理念と結びつけていこうと思っています。そして何より会社や仕事に対して本音で語り合うメンバーを増やし、関係性を広げていきたいです。
添田さま:私も後輩と話すときはこちらの考えを押し付けるのではなく、相手の意見を聞き、しっかり会話をすることを意識していきたい。その上で信頼し、責任のあるミッションを任せようと思っています。一方的でなく、想いを伝えるコミュニケーションを大切にしようと思っています。
今村さま:僕は理念浸透に対して、みんなに動いてもらうようにお尻を叩くというか。会社のベースになるところの核となる姿を、常に考え伝えていきたいと思います。相手をちゃんと信頼し向き合う時間を増やすと、自分にも返ってくるものがたくさんあると気づかせてもらったので。
GIFT中野:改めてここから新たなスタートになってくると思うので、ぜひ皆さんが道標となって会社を引っ張っていってください。本日はありがとうございました。
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GIFT*カケル
GIFTにとってブランディングは、お客さまとともに創り上げるもの。だからお仕事をさせていただく中で、私たち自身もお客さまから学び、知ることがたくさんあります。GIFT*カケルでは、そんなGIFTとお客さまの幸せなかけざんを、お客さまと一緒に振り返ります。