OVERVIEW

神奈川県海老名、波型ばね、コイルドウェーブスプリングのパイオニアであり、国内唯一の専門メーカーである株式会社MAENI。今も昔も機械設計に欠かせないばねや止め輪。MAENIの製品はそんなものづくりのアキレス腱となる存在として、コンパクト化といった技術者が抱えるあらゆる難題に応えるだけでなく、環境負荷軽減の観点からも社会貢献しています。ばねを作る会社と完結するのではなく、製品を生産・供給し続け、企業・技術者と連携することで、今あるものづくり業界全体を進化させることに価値を見出すプロジェクトとなりました。

OUTLINE

◯課題

＜名前からは何の会社かわからない＞
鋼という社名ゆえに金属を扱う会社とは思われるが、詳しい事業は認知されていなかった。

＜実績がある一方、事業への誇りに欠ける＞
顧客から評価の高い、また社会的な意義のある商品を製造しているが、ただバネを作っているだけと考えている社員が多かった。

◯ご提案

＜何のためのものづくりかを定義＞
ばねを作ることをゴールとせず、届いた先でどのような影響が生まれるのか、価値を言語化し定めるプロジェクトのご提案。

＜創業以来初めて社名をリニューアル＞
理念開発だけにとどまらず、事業の裏にある想いを社名にすべく社名変更をご提案。VI（ビジュアルアイデンティティ）も含めたクリエイティブを一新。

◯成果

＜自動車メーカーなど新規問合わせ増加＞

町工場でただ働いていると感じていた社員が、かっこいい・新しいものを支えるものづくり企業にいるという意識改革につながった。また、事業の認知や価値の伝達がうまくいったことにより、大手自動車メーカーをはじめとしたものづくり企業からも問い合わせが着実に増えている。

CI／VI（社名変更・ロゴデザイン）

創業者「松村」の意志からはじまり、これまでのものづくりを支え続けてきた。常識も、価値観も、めまぐるしく変化するこの時代。次の世界を切り拓くため、ものづくりを「前に(MAENI)」進め、その進化を支える。そして全社員が製品に誇りをもって、自社も「前に」進むという意味を込めたネーミング。

ロゴデザインは、ものづくりを「前に」進めるための追い風であると共に、次の世界を切り拓いていく様子を示した旗、そしてその風自体をイメージしています。炎は青の方が温度が高い。カラーは青系統のみにし、ものづくりへの一層の熱い想いを表現しました。

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